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アディッシュ株式会社のエンジニアブログです。

皆が嫌いな英語

こんにちわ。最近フィリピンのタガログ語を片言ですが理解できるようになってきました岡安です。

フィリピン事情について語る連載記事の2つ目です。

  1. 私が感じるフィリピンという国。<前編> <後編>
  2. 皆が嫌いな英語。 <- 今日はここのお話です。
  3. マニラで進めているプロジェクトや、現地のIT開発会社について。

日本国外で仕事をする上で、英語もしくは現地語の修得はほぼ必須と言っても過言ではありません。 中には日本語だけでという稀な例もありますが、現地での生活も含めると現実的には厳しいと思われます。 よく駐在員だという話をすると「すごーい!英語ペラペラなんだね」と言われますがそんなことはありません。

今の私が英語でできること。

  • メールのやり取り。
  • 業務会議。
  • 外部業者との調整。
  • 電話。
  • 同僚や友達との冗談含めた会話。
  • 役所や買い物など普通の生活。

よく詰まりますし、辞書引くことも多いですが概ねできます。TOEICの模試は十分な個人的に満足する点数取れました。しかしネイティブには程遠いなぁと思います。 言葉に詰まることはあまり無くなった気がします。

中学〜高校〜大学と英語の授業は必ずありましたが、自慢ではありませんが英語の単位習得はギリギリの成績であり、自分でもなぜ授業をパスできたのか不思議でなりません。 特に高校の英語の授業は成績が悪すぎて居残りの常連でした。

というのも、私は日本で生まれ日本で生活するのに英語を修得する理由がさっぱり理解ができなかったからです。

30歳の頃、私用でヨーロッパに行く機会がありました。2度めの海外です。1度目はツアーでしたので団体行動ばかりで会話の必要はありませんでしたが、その時は初めての一人旅。 日本語は通じません。もちろん英語も話せません。 お金が無かったのでドミトリーに宿泊。すると相部屋になった女の子が話しかけてきて暇なら一緒に観光しようと誘ってくれました。彼女は香港から来たバックパッカーで年もほぼ同じ年でした。 結局2日間、彼女と行動を共にすることになり、つたない英語というより単語を駆使してコミュニケーションをしようとするものの、多分ほとんど通じていなかったと思います。 彼女はとても熱心に僕の言葉を理解しようとしてくれていました。

用事も済み、帰国の途についた私は飛行機の中でとても悔しい思いをしました。 「なぜ英語を勉強してこなかったのだろうか。」その時に英語を勉強する理由を見つけました。 世界にこれだけの人がいるのに、ほとんどコミュニケーションを取れないその苛立ち。それが英語を始めるきっかけになりました。

通常ここで日本の英語学校に行く事を思い浮かべますが、お金が無いのでそれはパスしました。 その中でいくつかトライしたものをご紹介します。ご参考程度にですが。

英語の本を読む!(★)

好きな映画の英語書籍を数冊取り寄せました。数ページ読んで挫折です。苦でしかありませんでした。 ある程度文章が読めるようになってからでないと挫折します。もう少し覚えてからですが新聞のほうが読みやすいです。短い文章で完結しますので。

ソーシャルメディア(★★★★)

当時外国人の友達とコミュニケーションを取る為にFacebookを始めました。元々の目的はそうだったのですが日本でも流行し、日本人の友達も増えましたが、元々は英語だけでFacebookの投稿やコメントを書きなるべく日常的に英語に触れる機会を作りました。8年程英語と日本語で投稿しています。

ボランティアの外国人向け観光ガイド(★★★)

言語ですから話をすることは必要不可欠です。でも日本で英語を話す機会なんてと思って見つけたのは東京を観光する外国人のボランティア団体に2年間所属しました。 メールも英語、ガイドも英語。ここ自体で英語力を修得するわけではなく、伝えられなかったことをどう表現したら伝えられるのかという課題を作ること。その課題を家で勉強する事。それとヒアリング力を高めることが出来ました。 副産物としてここで何人も友達ができました。しかもタダです。

海外ドラマ・映画を見る。(★★★)

テレビドラマの発音は滑舌も良く、ネイティブの発音がリアルに聞けるので有効です。英語の字幕をつけるのが大事です。はじめは何言ってるかわかりませんが、何度も見た映画を英語字幕にして見るようにしました。子供向けアニメのほうが若干表現が難しくありません。 じっくり見ることもありますが、はじめは耳を慣らすために流してるだけでいいと思います。 今は字幕があれば比較的ストーリーを追いかけられるようになりました。 好きなドラマはBreaking BadとSHERLOCKです。 今でも海外ドラマは好きでよく家で流しています。

英会話の学校(★★★★★)

やはり最後はプロに習うのが一番良かったです。マニラに赴任して非常に格安でレッスンを週に2回。1回2時間を受けるようにしました。約1年間続けることでボキャブラリー、英単語、ヒアリング力、発音全てにおいてレベルアップしました。やる気が無い時は先生をいじって遊びました。もちろん英語です。 少し覚えてくるとビジネス英語が不安になってきます。ここはやはりプロに習うのが一番でした。日本だと高いですがマニラだと格安です。英語の先生は大変厳しい方ですが。

友達と飲み会(★★★★)

間違ってもいいので話すべきです。でもその勇気がという時に少しだけお酒の力を借りると躊躇いがなくなり、話せる勇気が出来ます。相手が解らないという顔をしたら、別の表現で言い直せばいいのです。友達なので間違ってもいいですし、コミュニケーションの取り方は格段に成長します。

旅に出る。(★)

意外と使う単語やフレーズは限られてますので成長は見込めません。


海外で出会い、きっかけをくれた彼女は今でも連絡を取り合っていますし、香港や日本で前よりもマシに会話ができるようになりました。 私には好奇心と意思疎通をしたいという欲求で英語を覚えました。友達とは困らずコミュニケーションが取れます。ただ、ビジネスの世界になると厳しく要求がされます。 それと年を取ったら覚えられないという事はないという事を合わせてお伝えしたいです。

多少できる。で海外住んでしまって大丈夫です。そこから必死に覚えますので。 それに子供だって言葉を覚えていると考えたら少し気が楽になりませんか? 「間違えていいも大丈夫」僕はこれに怯えていた期間が長すぎた気がします。

最後に世界中に友達ができるととても楽しいということをお伝えさせていただきます。 いつか海外の友達全員の住んでる土地にお邪魔しにいくのが夢です。

英語苦手だから…と諦めている方がいたら、是非興味のある分野でトライしてはいかがでしょうか。